手招き五十音

シンクロを愛で、すべてをことほぐ

ありがとう、大好きよ

最近は朝「今日の日付」を思い浮かべてから起床する

先日たまたま「日付に声かけする」人のハナシを聞いた

「○月×日ちゃんおはよう」
「○月×日ちゃん大好きよ」
こんなふうに言ってるそう
(日付にちゃん付けの発想はなかった!)

「一日に名前をつけるの。朝いちばんにその一日に声をかけるのよ、大好きよ、って。それが毎朝の日課なの」

素敵なことだ〜と思い、翌朝からさっそく真似た

「4月6日ちゃん、おはよう」

最初照れたのは「大好きよ」というコトバ
愛らしい響き
ちょっとくすぐったい

3週間続けている今
コトバになる前、声かけの前段階が自然発生している

2024年4月25日
布団の中でまどろみながら、数字を思い浮かべる
2 0 2 4 4 2 5
うつらうつら、カンタンな足し算が始まる
2+0+2+4+4+2+5=19
19は1+9=10
10は1+0=1
…数えていくうち、ぼーっとしていた意識の焦点が合ってきて、コトバになる

「4月25日ちゃんおはよう、大好きよ」

やっぱり少しくすぐったく、やっぱり愛らしい「大好きよ」の響き
身体を起こし、両手で身体をささーっと撫でてベッドから降りる
今日との出会い、身体との再会、お天道さまお陰さま

朝声をかけたら寝る前にも挨拶したくなるもので
「4月25日ちゃん、今日一日ありがとうね」
明日は「4月26日ちゃん」との出会いが待っている
穏やかさと新鮮さが入り混じる心持ちで目を閉じる

教えてくれた人曰く「3ヶ月続けてごらんなさい」

二十四節気「清明」でスタートし、3ヶ月後は「小暑」七夕の頃

この習慣がどう織り成されているだろう

<3 [3] picture from Flickr, Thank you

【book6】詩人の塩梅【ウマし】

伊藤比呂美『ウマし』(2018年・文庫版2021年/中央公論新社)

『パパはごきげんななめ』(伊藤比呂美さんと最初の夫さんの共著)を読んだのは学生時分
その頃は、出産子育てというものはいつか多分やってくるもの…コワいような、だが生物として通るのであろう道…未知への興味本位
『良いおっぱい悪いおっぱい』は読んだか読まなかったか?当事者になったアカツキに改めて、と思った記憶がある
あららー、時はあっという間です
結局その道を通ることなく今に至る

すべて世は事もなし
この春、地下鉄で移動する時間に開こうと、気軽な気持ちで伊藤比呂美さんと再会

一言でいうと食にまつわるエッセイ
一言でいうなら面白い!
詩人の塩梅こそ「ウマしウマし」でページをめくる手がほかほかしてくる

あとがきの一文

もしや食べ物とは、食べ物のふりをしているが、ほんとは何か別のものなんじゃないか。別のものとは一体なんだろうと考えていっても、よくわからない。もしかしたら自分じゃないかという気さえ、しきりにする。
もしかしたら自分じゃないか。

食べると読むはどこか似ていて
読み終わる頃にはわたしも
混ざり合ういのちの湯気に合流していた

合流してみると、誰もが個人と非個人の体現者だと思った
もっと早く伊藤比呂美さんと再会してたらよかったなァ
うん、でもタイミングは今だったんだろう
これからハマろ

Circle of Life[life] picture from Flickr, Thank you

 

 



木、ありのままそこにいる

ある日
遠目には一本の大きな木、近づいてみると二本、あらもう一本
三本でちょうどよい形を成していた木たち
(諺「三本の矢」みたい)

#Recall- beautiful sunrise
[recalled] picture from Flickr, Thank you

ある日
可愛く整列、まるでどんぐりの背比べ

ある日
寄り添う二本
手を繋いでる?

ある日
不思議で豊かなエネルギー
「むかしむかし、そのむかし
日の光と雨の滴、時の養いを受けて
花のつぼみがたくさん生まれ
ゆっくりゆっくり
まぁるくふくらんでゆきました
つぼみ一つ一つから
瑞々しい命 清々しい命
数えきれない光る命が生まれ出て
・・・」

ある日
公園の端
モミの木と向き合い、幹に触れている後ろ姿
静かな空気
わたしもそうすることがある
背中を預けてみたりもするよ

私が最近思うのは、人間の意識というものは、もちろん動物に通じる側面をもつのみならず、植物の意識などということも考えていいのではないかということである。生きているのだけど、考えるとか感じるということではなく、ただそこにいるという意識。このことは「植物人間」などという表現があって非常に否定的に用いられるが、私としてはむしろ肯定的に、人間は植物の意識をもって、そこにいるという訓練が必要ではないかと思っている。
河合隼雄『おはなしの知恵』「創世物語と両性具有」より

そこにいる
葉が落ちたり茂ったりしながらも、そこにいる

わたしたちひとりひとりのなかに、想像もできないほどの徳が隠されている。見返りをもとめることなくあたえるという徳、判断することなく耳をかたむけるという徳、無条件に愛するという徳が。
エリザベス・キューブラー・ロス『人生は廻る輪のように』(上野圭一 訳)より

いてくれる安心感、無言の優しさ、生命力
人生を連想したり擬人化したり
木の存在感は人の在り方にも似て

自分の周りの人が完全な状態でそこに「在る」ということ。
元気な人も一見病気をしている人も、この新しくて古い観点から見れば、そのままですでに完全無欠である。
何一つ「神」の恩寵から外れたものはないと思う。
枯れた植物、腐った食べ物でさえもその瞬間はありのまま、そのままで完全なのである。
丸山修寛『魔法みたいな奇跡の言葉カタカムナ』より

いま甲辰年
「甲」は樹木を、「辰」は春から初夏へ季節が変わる土を象徴する

【book5】扉を開ければ【おはなしの知恵】

河合隼雄先生の文章が好きだ
視点と語りに
へ〜、と思い
そうか、と感じ
こういう見方を自分もできるようになりたい、と「憧れ」を投影しながら読んでいる

河合隼雄『おはなしの知恵』(2000年・文庫2003年・新装版文庫2014年/朝日新聞社)

むかし話や神話に触れるのは楽しい
こんなお話があるのね、と知るだけでも面白いのに、さらに次の扉がある
その扉を開けるも開けないも自由、開けた後の景色をどう見るかも自由なのだが、なぜか共有できる世界が広がっている
集団的無意識、元型意識…呼び方や区別は曖昧でも、全貌などわからないにしても、誰もが一員として参加している

「七夕のおはなし」のなかに、小南一郎氏の所見を引きつつ“(機織りは)宇宙の秩序を織り出している”とあった
わたしは手織物に執着があり、売り場でつい気にしてしまう(自作はできない)のだが、単なる個人的好みだと思っていた「織り」が「宇宙の秩序」(!)へ通じるものとは想像の範囲外だった
だけれども、読んでみるとやはり「へ〜」

かつて『まんが日本昔ばなし』や絵本で見ていた「絵姿女房」
子ども時代、この話が好きだったことを読むまで忘れていた
“変身”から“再婚”へ進む河合先生の考察に「そうか」と付いていけるのは今の年齢からの祝福だろう
いったん忘れたおかげで新鮮に出会い直すことができた

点と点がつながる瞬間の明るさは何度でも体験したいもの
これは宿題とも違うが、いつか共に味わえたらと思う

「輪廻転生」と「太陽」がぶつかると、続々と人は死ぬし、太陽の光が一挙に消え去って「昏く」なる。「輪廻転生」と「月」の光が重なると、もちろん人は死ぬし、「悲しい」にしても、昏くはならないのではなかろうか。そこには「かげり」があるが闇はない。日本の物語は、むしろこちらの類なのではなかろうか。「あはれ」というのは、太陽からは出て来難い。それでは、アマテラスはどうかということになるが、アマテラスをわざわざ女神にしたことや、月読命ツクヨミノミコトという男性神の存在によって、味が変わってくるのだ。

参加している世界からの恩恵はきっと手を替え品を替えやってくる
長い時間を要してもいい
らせん状の円環
めぐる息吹と呼吸のさなか
こちらから扉を開け、信頼して迎えると決めればいい

Mistral [story] picture from Flickr, Thank you

【book4】言の葉こもれび【机の前に貼る一行】

最寄りの図書館、返却コーナーに向かう導線上にテーマ展示が設けてある
先日その中に「ひきた先生」の著書を目にし、迷わず手に取った

ひきたよしあき氏は1960年兵庫県生まれ、博報堂に勤務ご尽力され、大学はじめ各種講師と執筆業でもご活躍中
わたしも授業を受講したことがあり(動画学習サイト「Schoo(スクー)」)、お声や笑顔を存じ上げていた

『机の前に貼る一行』(2017年)は「朝日小学生新聞」での連載をまとめたもの
少年ひきた、人生の先輩ひきた、職業人ひきた、詩人の魂ひきた…いろんな面をミックスしながら案内する81の「言の葉」とコラム4つを収録

“人の心を種として”
机の前にこの言葉を貼りましょう。
平安時代の歌人、紀貫之の言葉です。
彼は「古今和歌集」の初めにこう書きました。「和歌は日本人の心です。人の心を種としてさまざまな言葉になります」
すてきですね。「心」という種をまくと、「言の葉」という葉っぱが出てくる。毎日、目にはさまざまなものが映り、行うこともいろいろあるけれど、その時々に、心の種を言葉に育てましょうと書いています。
では「心の種」はどこにあるのでしょう。それを知るために日ごろ使っている漢字を見てみましょう。例えば・・・

連載は毎回「必ず返事を書くからね」との呼びかけで結ばれる

「心の種」をいっぱいまきましょう。それが「言の葉」に育ったら手紙をください。必ず返事を書くからね。

そして実際に読者である子ども達から手紙が来る
多い時は週に90通にもなる
その一通一通へ返事を、手書きで原稿用紙一枚分くらい、根気を持って書くのだそう
ひぇ〜
わたしにはとてもできる気がしない
尊敬の一言
ひきた先生がその交流を「文通」と呼ぶところに温もりを感じる
(これまで拝見した動画授業でも、学生との関わりを大切にされていた)

紹介されている「言の葉」から…

“牛になることはどうしても必要です”(夏目漱石)
節目節目を思い出す、わたしにとって馴染みがある価値観

“笑わせた人が勝ち”
ほんとにそう

始めてみたら、と背中を押される
“手が記憶する”(ゲーテ)
“記憶した手で新しいことを作っていく”(井上ひさし)
”言葉でスケッチする”(島崎藤村)
“カンカラコモデケア”
=感動、カラフル、今日性、物語性、データ、決意、明るさ(新聞記者だった山崎宗次さんが編みだした「名文を書く極意」) 

希望と期待
“あすがすばらしい日だといけないから、うんと休息するのさ”
まんが『スヌーピー』(訳・谷川俊太郎)に出てくる言葉

“いま曲がり角にきたのよ。曲がり角をを曲がった先に何があるのかは、わからないの。でも、きっと一番よいものにちがいないと思うの”
 モンゴメリ『赤毛のアン』に出てくる言葉

“出た答えが一番よい”
そうなるように生きます

言の葉が繁っていくよう、わたしも自分の木を育てたい
時に木陰で涼んだり、こもれびに気付いたり
ひらりと舞い降りる一枚の葉と、出会い直す時がくるかもしれない

komorebi [komorebi] picture from Flickr, Thank you

 

桜花 おうか 謳歌

感動しました〜
「東北ダンスフェスティバル」
社交ダンス競技@勾当台公園いこいの広場
花見帰りに通りかかって、そのまま立ち見に混じり7ペアのダンスを見ることができました
どのカップルも気品と陽気に満ち、交わす目線・笑顔が素敵
司会の方も応援の皆さんも明るくて、盛り上がっていましたよ
踊る姿から、この場から、人生謳歌のエネルギーを感じました
こういう時、なにも知らず見ているだけの自分にも、涙がこみ上げてくる瞬間があるのは何故なのでしょうね

Sakura

Foxtrot[sakura],[ballroom] pictures from Flickr, Thank you

今日のダンスから一曲
(スローフォックストロットで流れていた)この音楽とダンスの相乗効果が素晴らしかったのです
Maroon5「My Heart Is Open」


www.youtube.com

 

 

 

命 ミコト 御言

五十音
ごじゅうおん
御自由ON

50歳はホロスコープ でキロンリターンの頃だ
260日サイクルのツォルキン暦では52歳が還暦

 あめつちのみめぐみ
 ときにかなひ
 ゐぶきはめぐる

一日一日、今日と手を取り合って生きている
ありがとう、大好きよ
意識から手を差し出し、無意識と握手する

Shake Hands[shake hands] picture from Flickr, Thank you

〜きょう2024/04/06の星絲口〜
月が火星と土星にタッチしながら進んでいく日@魚座
太陽は牡羊座17度(17は8の系列)…17度【瓦礫の山で新たな希望を見出す】
書いている今、8ハウスに三天体
・月:魚座11度「光を探している男たち」…11度【テンションの高い実験性】
・火星:魚座12度「新参者達の試験」…12度【未知の探究】

・土星:魚座15度「部下の訓練を準備している将校」…15度【力のピークと押しつけ力】
KIN168(黒キン)黄色い星/赤い地球/音12
庚子日 戊辰月 甲辰年
(暦を確認するのは私なりのきっかけ/無意識とコミュニケーションする糸口、です)
サビアンシンボル参考図書:松村潔『ディグリー占星術』